938 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2009/11/01(日) 19:55:31 ID:HzMWdbat
(けいおん!関連でない話題は基本的に略、重複表現等は編集)
★前もって在校生から募っておいた質問から10個の質疑応答。
Q1-1:けいおん!のように原作のある作品を映像化する際に気を使うことは何ですか?
Q1-2:原作で出ている曲をアニメで使うに当たって注意したことはありますか?
A1-1:原作の一番のファンになること。
A1-2:けいおん!は高校生の女の子たちがバンドをする物語なんですけど、
そんなに無茶しない程度のレベルの音楽で、っていうこととか。
ただ、実際結構難易度の高い曲だったりとかしたんですけど、
それでもあまり不備が出ないように見せる努力というか、
高校生がちゃんと演奏している風に見えるように気をつけるように。
(原作の印象)
お仕事の話をいただいて始めて読ませていただきました。
女の子しか出てこない、世間一般に言う萌え系の四コマ漫画なんですけど、
それにしてはとてもあっさりしていたというか、狙いすぎないというか、
素朴なお話が結構あったので、女の自分から見ても読みやすかった。
青春物にしたらこれは面白そうだなと思った。
高校生の青春の空気感をアニメとして出せば、元々面白い原作なので面白くなってくれるのでは、と。
(女子高という舞台)
女子高って、(世間一般に)結構ぐちゃぐちゃってイメージがあってw、
*注:おっさん臭い女の子ばっかりとか
アニメにする時に、「リアルな女子高生の姿を描きたいです」とかって言ってたら、
女子高の女の子って…ちょっと大丈夫?という不安が周りにあったようで、
でも、キャラデザの堀口由紀子さんと話をしていて、彼女は女子高出身なんですけど、
*注:監督は共学校出身
このくらいのコは普通にいるよ、キレイなコいるよ大丈夫、ファンタジーじゃないよって。
みんながみんなそんなんじゃないから大丈夫って。
じゃあ大丈夫かな、と。
(楽器について)
アニメーターは絵を描くことが仕事なんですけど、得意不得意もあるんですよ。
楽器って「メカ」なんですよ。特に描けない人は描けなかったりするわけです。
今回は本当に実在するギターとか名前も出せたし、描けないとバレちゃうんです。
だから、「楽器作監」という役職を設けさせていただいて、
本当にそういうのが上手い職人気質なアニメーターの人に楽器専門で描いていただきました。
Q2:京アニで制作されているアニメの背景は実際の場所を舞台にしたものが多いように思うのですが、
この舞台には何か選ぶ基準とかあったりするんですか?
A2:特には無いですが、作品に合った、ここにキャラが居たらさぞかし似合うだろうという、世界観を基準にしています。
(実写とアニメーションの背景の違い)
作品性によって、本当に写実的な背景を求めて写真を使う監督もいらっしゃるわけなんですけれど、
今回のけいおん!で言うと、ちょっと手描き感を出した、
写真のように描かずに筆跡を残すような、線で遊んでもらうような、
一枚の絵を仕上げてイラストを描いてもらうようなイメージでやってもらいました。
それがなんとなく今回の作品には合うかなぁ、という感じで。
シンプルに、あったかみがあって、それでいて空気感が出ているという、そのあたりを注意しました。
【ここで、監督が持参した資料(絵コンテ・事物設定・キャラクター設定の三束)について、手前のテーブル3卓から順次回覧】
監督「何か変なメモとか挟まってたら見なかったことにしてくださいw」
*当卓にはキャラクター設定が来た。スタッフから写真に取らないように注意あり。
監督自らこちらに来られ、ラフ設定を見ているところで、
「ラフがまだいっぱい入ってるところで、本当はこういうふうに(後のほうにある決定稿類)線がキレイになるんですけど」
と声を掛けていただいた。